見学のマナー |
|
1、訪問・見学の楽しさ |
|
趣味家の温室を拝見するのはとても楽しいことです。
栽培している品種の話から用土、肥料、水やり等々話は尽きず、時間が経つのも忘れてしまいます。
そして同時に、栽培技術や見る目が養われる訳ですからできるだけ多くの趣味家を訪問して下さい。
そして、「また訪問したいなー」「また来てほしいなー」そんな想いができたらもう最高です。
今回は、そんな訪問時のマナー編です。ほとんどの方には不必要なのですが敢えて書きました。
さらっと読んでください。 |
|
|
2、趣味家を訪問・見学する場合 |
|
必ず事前に連絡をとって相手の都合を聞く。突然の訪問は迷惑となります。 |
|
(1) 温室に入る前 |
@「見せてください」と主の了解をとる、もしくは主が「どうぞ」と言うまで 温室には絶対に入らないで下さい。
A写真を撮る場合は事前に「写真撮っていいですか?」と了解を取る。
Bタバコは所定の場所で。吸い殻は灰皿に吸う場所が無い場合や主が吸わない場合はガマンする。 |
|
(2) 温室の中では |
|
|
|
刺物の温室には気を付けよう! |
狭い通路では気を付けよう! |
|
|
@栽培品には絶対に触らない・・・どの様な栽培管理をしているか判らないから注意しましょう。
A鉢を持ち上げない・・・鉢から下根が出ていて下根を切ると栽培に影響が出たりします。
Bラベルは抜かない。・・・主の思いが入った記録ですので尊重しましょう。
C不注意で棚から鉢を落とさないように又、服に刺を引っかけないように細心の注意を払う
・・・冬場は毛糸の上着、 厚着に成りますから特に注意しましょう。 |
|
|
|
※刺物の温室はかなり気をつけても刺に引掛る事 が多いので注意しましょう
@鉤刺のサボテンは特に気をつけましょう。
A広い通路もすれ違う時に注意しましょう。
B自分の身体の大きさを考え狭い通路の温室は入り口の外から見るだけで我慢しましょう。
C温室の通路を通る時は服の裾を抑えて注意しながら通りましょう。
D袖口も刺物サボテンがよく引っ掛かりますから腕を伸ばす時は注意しましょう。
※私の温室ではよく引掛けましたのでサボテンの棚にフェンスを付けました。 |
|
|
|
(3) 欲しいものがあったら紳士淑女の姿勢で、主は神様です、強引な強請りはしない、
いつもニコニコゲンキン払い。
|
|
3、業者さんを訪問・見学する場合 |
|
基本姿勢は趣味家の場合と同様です。
@温室に入る時は「見せてねー」とか「入るよー」と声を掛ける。
A写真は了解をとってから。
B買わない物には触らない。
C持ち上げた鉢は絶対に落とさない。
D欲しいものは園主さんを呼んで。
Eパット植えの物はむやみに抜かない園主さんに聞くか呼んでから。
F棚から鉢を落とさないよう、服に刺を引っかけないよう細心の注意を払う。
Gタバコは所定の場所で吸い殻は灰皿に。 |
|
4、雑記(家に来た人の中から) |
|
@私が行くまで絶対に温室に入らなかった人
お越しになった時「着替えてきますから見ててください」と言って戻ると、
温室に入らず外で待ってみえました
「なぜ温室に入らなかったのですか?」と聞くと「何か無くなってもいけないから」とのご返事。
家に数回来られましたがこの姿勢は変わりませんでした。もうかれこれ10年前の話です。
・・・愛知の老舗M園の創始者です。 |
|
A真っ白ディフューサを鷲づかみした人(ヤツ)
温室に入るなりサボテンには触るは、鉢は持ち上げるはで、「あんたのサボテンじゃないけど
な〜」と思っていたところ家で一番良くできた真白綿毛フサフサのディフューサをガバッと
鷲づかみ!!一瞬心臓が止まりました!そのスキを突いて今度は実生のフレームに顔を突っ込む
やいなや掛け合わせの書いてあるラベルを抜いては見、抜いては見の繰り返し。
ラベルが元に戻ってれば問題ないけど違ってたら一大事!こんなヤツ初めて!
二度と入れるもんか! |
|
Bおかしな人も来ます。
職業を偽ってみえる方もいました。
子供があこがれ年収も多い職業で、話は大きく、ヘリでサボテンを買いに行くとか、
有名な社長さんが親戚とかもう来なくなりましたが病気だったのかな〜? |